第24日
2006年6月17日
自然的ないし人為的災害は決してイランから遠くかけ離れてはいないようです。結果として何百万人もの生命が損なわれています。ですから、本日、これらの貴い人々を恵みの御座に連れて参りましょう。
難民を援護することにおいて、イランは実際に世界の歌われていない英雄の一人です。1980年代の近隣のアフガニスタンおよびイラクでの様々な戦争のゆえに200万人以上のアフガン人とイラクのクルド人が難民としてイランへ逃げて来ました。そして、今までの期間にパキスタンに次ぐ、世界で2番目に大きい難民受入国となって来ました。そのことは、国際社会から少しばかりの援助を受けてなされて来ました。
イランは常に生存のために良きキャンプを提供して来ました。イラン赤新月社はしばしばイラン教会と協力してこれらの難民の必要に応えて来ました。多くのイラクのクルド人は、最初の湾岸戦争後、イラクに戻ることができた一方、多くのアフガン人はイランに残って来ました。
イランは、また、最近、いくつかの大きな地震に見舞われて来ました。2003年12月のバムでの大地震は、わずか12秒間で4万人以上の死者を出したのです。2005年2月のザランドでの破壊的な地震は、612人の死者と何千人ものの負傷者と家屋破壊を残しました。そして、今年3月、ロレスタンで地震が起こり、70人の死者と何万人もの人々が家屋破壊に遭っています。
イランは大変多くの断層帯に位置し、地震はどこででも起きそうです。公式統計によると過去12ヶ月間にマグニチュード5以上の地震は、17回起きました。大きな心配は、テヘランです。専門家はテヘランでの地震を予想し、もし、これが大地震だったら、100万人以上の死者が出ると見ています。
終わりに、私たちは100万人の戦死者を出した1980-88年のイラクとの戦争を忘れることはできません。何万人もの人が重傷ないし身体障害者になり、深い心理学的恐怖に未だに苦しめられています。
ですから、今、難民、戦争の被害者、そしてイランの災害のために祈りましょう。
- すべての慰めの神が未だに苦しんでいる方々の生活に触れて下さるように。彼らが忘れられないで主がご自身の民を彼らに送り、慰めと希望と癒しをもたらして下さるように。
- イランでの全ての援助ワーカーのために。赤新月社のような緊急援助の働きが効果的であるように。そして、将来のいかなる災害に備えていけるように。
- 教会が続いて大胆かつ同情に満ちた奉仕を難民と災害の被害者に対して提供していけるように。苦しんでいる方々が主なる神を避け所、力、そして苦しむ時、そこにある助けとして知って来るように。
- テヘランのために。神がこの都市を哀れんで大災害から免れさせて下さるように。